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「野球が国技」「南米最弱」のベネズエラはもういない

今年のコパ・アメリカで4位躍進を果たしたベネズエラの勢いが止まらない。10月に始まった2014W杯南米予選では第1節エクアドル戦こそ0-2と敗れたものの、続くアルゼンチン戦で劇的な勝利を収めると、第4節終了時点で暫定ながら首位ウルグアイの勝ち点7と並ぶ3位と好位置をキープ。コパ・アメリカでの活躍がフロックではないことを証明して見せている。

対戦相手スコア得点者(ベネズエラのみ)
1 エクアドル (A) 2 - 0 招集表
2 ベネズエラ (H) 1 - 0 アモレビエタ 招集表
3 コロンビア (A) 1 - 1 △ F・フェルチャー 招集表
4 ボリビア (H) 1 - 0 ビスカロンド 招集表

アルゼンチンに勝利し歓喜する選手

第4節終了時点の暫定順位表

順位チーム名勝点試合得失
1 ウルグアイ 7 3 2 1 0 9 3 +6 本大会出場権
2 アルゼンチン 7 4 2 1 1 7 4 +3 本大会出場権
3 ベネズエラ 7 4 2 1 1 3 3 0 本大会出場権
4 エクアドル 6 3 2 0 1 5 2 +3 本大会出場権
5 チリ 6 4 2 0 2 7 10 竏鈀3 プレーオフ(北中米)
6 コロンビア 4 3 1 1 1 4 4 0
7 パラグアイ 4 4 1 1 2 3 6 竏鈀3
8 ペルー 3 3 1 0 2 4 6 竏鈀2
9 ボリビア 1 4 0 1 3 4 8 竏鈀4

編集部ではその原動力を、リカルド・パエス前代表監督の辞任を受け2007年11月から指揮を採るセサル・ファリアス監督と考えている。セサル・ファリアスは1973年生まれの38歳、 監督としては「若手」の部類だが選手キャリアは一切なく25歳の時からマネジメントキャリア一筋。ベネズエラといえど、選手キャリアのない人間が 代表監督に上り詰めたのは初のケースという。

2008-2009年に兼任で指揮したベネズエラU-20代表チームでは小さなトーナメントではあるが優勝や準優勝を経験、その時の若手メンバーをA代表に昇格させており若手の使い方が上手い監督と言える。だが、本当に彼の凄いところは若手育成とは間逆の大胆なまでの海外在住ベネズエラ系選手の招集を推し進めているところにある。

2010年に来日した際のファリアス監督

以下はファリアス監督が招集した主な海外系選手

名前所属クラブ生年月日その他の国籍
フランク・フェルチャー グラスホッパー(スイス) 1988/05/17 スイス・イタリア
ロルフ・フェルチャー パルマ(イタリア) 1988/05/17 スイス・イタリア
フリオ・アルバレス ヌマンシア(スペイン) 1981/05/01 スペイン
アンドレス・トゥニェス セルタ(スペイン) 1987/03/15 スペイン
フェルナンド・アモレビエタ アスレティック・ビルバオ(スペイン) 1985/03/21 スペイン
フランコ・シニョレッリ エンポリ(イタリア) 1991/01/01 イタリア

2014W杯予選で得点をあげたのがアモレビエタ、フランク・フェルチャーというのは少々出来過ぎだろうか。

(筆:Qoly編集部 Q)

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