モルドバ1部リーグ、イスクラ・スタリ対スフィントゥル・ゲオルゲ戦でショッキングな出来事が起こった。前半のうちに退場者を出したアウェーのスフィントゥルは1点ビハインドを背負う苦しい展開で後半を迎えると・・・。
主審の顔面を思い切り殴りつけたスフィントゥルのIulian Bursuc(FCダチアからレンタル中)は一発レッドカードで退場。結局、試合はホームのイスクラが3-0で勝利したが、両チーム合わせて4人の退場者を出す大荒れの展開となった。
当然、Bursucには重い処分と罰金が科せられることが予想されたが、突如現役引退を表明。
「(主審の)Ghenadie Sidencoとは長い間いさかいがあった。抗議としてはよくないやり方だったが、後悔はしていない。唯一申し訳なく思うのは、若い選手やサポーターなど多くの目に触れてしまったことだ」
「この試合の前から辞めようと考えていた。今回のことで時期が早まっただけだ。すでチームからは去った。これからは指導者を目指すよ」
と将来の展望についても語った35歳の元モルドバ代表FWだが、2000年にも主審の首を締め上げる暴挙に出ている。