10月8日にアフリカ・ネイションズカップ予選の最終節が行われた。グループIで戦ったガーナは敵地に乗り込み、スーダンを0-2で撃破。開始からまもなくアサモア・ギャンが先制点をあげ、さらに主将ジョン・メンサーが2点目を奪取。イサーク・ヴォルサーが退場し10人になったもののリードを守りきり、ナイジェリアやカメルーンが敗退する波乱の大会の中で、順当に本大会へと駒を進めた。
今予選で注目を集めたのはゴールキーパー。かつて10年近くにわたって守護神を務めたリチャード・キングソンを押しのけ、今予選終盤からレギュラーを獲得した新鋭アダム・ラルセン・クワラシーである。先月のスワジランド戦でデビューを飾った彼は、敗北したブラジルとの親善試合でも好評価を得た。ノルウェー生まれで、現在でも故郷でプレーしている彼。アフリカの気候には苦しんだようであるが、最終節もクリーンシートで抑え評価をさらに高めた。
「とっても満足しているよ。このオーブンの中で良い結果を出すのは難しい。みんな本当に一生懸命に、そして完璧にプレーした。僕は仲間を誇りに思う」
ガーナが出場するアフリカ・ネイションズカップは、10月29日にグループリーグの組み合わせ抽選会が行われ、来年1月21日にキックオフされる。
(筆:Qoly編集部 K)