ここまでリーグ戦6試合を終えて、2勝4敗で14位に低迷するヴォルフスブルク。この厳しい状況のなか行われた水曜日のトレーニングに、マティアス・デ・ツォルドが参加した。マガト監督が呼んだこの人物、サッカーファンにはあまり馴染みの無い名前かもしれないが、2011年世界選手権槍投げで金メダルを獲得したドイツ人トップアスリートである。
世界チャンピオンの来訪により、この日のトレーニングメニューには、槍投げやマティアスからの講義が組み込まれた。どうやら指揮官の意図は、通常のトレーニングを少し緩めるというところにあったようで、鬼軍曹で知られるマガト監督なりに選手へ配慮したアイディアだった模様。トレーニング後にマガト監督は「槍投げは難しいものだということが印象的だった」と話した。
ちなみに選手たちも槍投げにチャレンジ。選手の最高記録はキャプテンのトレーシュで41mを記録。(2011年世界陸上でのマティアスの記録は86m27)果たして、一風変わったこのトレーニングが結果に繋がるのか今節は見物だ。
(筆:Qoly編集部 M)