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2011年8月21日(日) - エスタディオ・ムニシパル・デ・アヴェイロ(アヴェイロ)
Beira-Mar
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Sporting CP


開幕戦を勝ちきれなかったスポルティング。この試合ではスタメンを入れ替えて臨んだが、新布陣がほとんど機能せず前半のうちに組み替えを余儀なくされて大失敗。失点こそしなかったものの、ゴールネットを揺らせず。2試合連続の引き分けとなった。

昨季ブラガを率いていたドミンゴス・パシエンシア監督を招聘し、テンションが高いサッカーを構築しているスポルティング。素早い縦の展開と連携、前線からのプレッシングでペースを握るという狙いがある。

しかし今回の布陣は大誤算。おそらく、ゴール前で動かず我慢するファン・ウォルフスウィンケルに両サイドからクロスを供給し、スハールスとマティアス・フェルナンデスが縦関係でサポートする形であったのだと思われる。

だがベイラ・マールのコンパクトな守備で少し遅らされると、すぐマティアス・フェルナンデスは下がって来て、ジャロは中央に切れ込む。結果、ワンツーなどの連携で崩したいジャロとファン・ウォルフスウィンケルの意図が全く合わず、3トップの連携が断絶。縦パスが上手く入らず、入ってもジャロが無謀な仕掛けをするだけ、という状態に。

事態を重く見たパシエンシア監督は、36分に早くも2枚の交代枠を使用。マティアス・フェルナンデスとジャロを下げ、ポスティガをトップ下に、イズマイロフを右に配置した4-2-3-1に変更。両サイドをワイドに開かせてクロスを入れさせると共に、同時にファン・ウォルフスウィンケルの近くでポスティガを動かすことで縦関係のサポートを配置。前線にボールを収めやすくした。

これによって後半は徐々に有効な攻撃を繰り出せるようになった。前半は幽霊のように消えていたファン・ウォルフスウィンケルは、シンプルなクロスに合わせる形で存在感を増した。また彼を囮にポスティガも前線に飛び込み、シュートを放つ。

しかし訪れるチャンスをなかなか決められない。特に69分にはスハールスのフリーキックからポスティガがフリーでヘディングを放ち、76分にはイズマイロフのクロスからファーで余ったカペルが決定的なシュートを打った。しかし前者は右ポストに弾かれ、後者はタヴァレスにブロックされてゴールならず。

またアルベルト・ロドリゲスが前半終了間際に負傷し、後半開始時に既に交代枠を全て使ってしまったため、終盤にギアチェンジすることも不可能だった。

試合の入り方を失敗した上に運にも恵まれず、スポルティングは残留を争うであろう格下相手にまたも勝利を逃す。ベンフィカと共にリスボン勢の2チームがスタートで躓き、今季もポルトの独走を許す形になってしまった。

【ハイライトは1:40~】

(筆:Qoly編集部 K)

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