人気Webサイト『caughtoffside.com』にて、間もなく訪れる2011/12シーズンにプレミアリーグで注目すべき21歳以下のタレントが触れられていたが、この記事に登場していた10名を独自の見解を加味した上でご紹介しよう。今回はこの5名。前回はこちら⇒

ジョン・フラナガン(リヴァプール)

ジョンジョ・シェルヴィー、ジャック・ロビンソン、ジェイ・スピアリングと共に「レッズの将来を担うであろう」と目される18歳で、昨季はグレン・ジョンソンが故障離脱した際には右サイドバックの穴埋め役を任された。

技術面に秀でたものはないが、攻守両面でエネルギッシュに働き、粘りのある守備からの的確な繋ぎやロングフィードに対する評価は高い。また、公称179cmだが、実際はそれ以上の高さが感じられ、ジャンプのタイミングも良く、跳躍力自体もあるため、空中戦も得意としている。

ちなみに、シェルヴィー、ロビンソン、スピアリング、フラナガンのファーストネームの頭文字が全員「J」であるため、現地では彼らをまとめて「J4」と呼ぶサポーターもいるらしい。


ジェイムズ・マッカーシー(ウィガン)

守備的な位置からトップ下、両サイドのウィングまでMFなら様々なポジションに対応するスキルフルなMF。

守備組織を自力で破壊するほどの能力はないが、敏捷性があり判断も早く、パスは正確。まだ20歳の若者であるが、チームの中核を担ったシャルル・エンゾグビアが去った今、彼にかかる期待は増すばかり。既にA代表デビューを飾っているアイルランド代表としても活躍が注目される。


ジャック・ウィルシャー(アーセナル)

ご存知、イングランドの未来を背負うと目される、アーセナル・アカデミー育ちの天才レフティ。

まだ線が細くフィジカル面では頼りなく、右足の精度にも向上の余地はあるが、トップスピードでもその精度が落ちぬ柔らかいボールタッチ、スルーパスのセン スは10代にしてプレミアリーグトップクラスであり、その潜在能力の高さは予測不能。10/11シーズンには、本職である攻撃的ミッドフィルダーではないセ ンターハーフで起用されたが、ここでも卓越したパフォーマンスを披露し、さらにその評価を向上させた。

また、比較的物静かな選手が多いアーセナルでは盛り上げ役を務めることも多いらしく、特に“おふざけ好き”のシオ・ウォルコットとはベストコンビ。単に気が合うだけではなく、ウィルシャーが試合で大きなミスを犯してしまった時に「周囲の声は気にするな」とウォルコットからアドバイスをもらったこともあり、二人の間には師弟関係に似た感じのものが漂っている。


ジョシュ・マッケクラン(チェルシー)

チェルシー・アカデミーが輩出した、早熟の俊英。

ユースチームに所属していた頃から「弱点のない完璧な選手」と称されたタレントで、パスセンス、キープ力、得点力はどれも取っても非凡。さらに、的確なプ レッシング、トランジションの早さ、試合の流れを読む戦術眼など、攻撃面以外でも優れた才能を持っているだけではなく、U-17代表では率先してチームの 盛り上げ役に回るなど、パーソナリティーも高評価されることが多い。

また、McEachranという名はイギリス人ですら「何て読むの?」と困惑するもので、日本語版Wikipediaではマクイクラン、その他のメディアでもマッキークラン、マッカークランなど、彼の表記は何通りも存在するが、現地ではマッケクラン(マッケークラン)が主流になっている模様。

コナー・ウィッカム(サンダランド)

2010年のU-17EURO決勝でスペインを沈める決勝点を叩きこみ、イングランドに優勝をもたらしたストライカー。

191cmの長身と、滑らかなボールタッチが特徴のセンターフォワードで、年齢の割に落ち着いていることもあってか“アラン・シアラーの後継”と見られている。長身の割りにはまだ若く体重がないのか潰されることも多いが、細かいスペースを抜けていける力や難しい体制でもゴールを狙える体のしなやかさ、DFラインの裏を抜けていくスピード、両足を使ったシュートだけではなく、かなりの飛距離をもつロングスローも装備。こうしたことからタイプとしては、「古典的なストライカーというよりかはフェルナンド・トーレスの様な近代型の万能なフォワードタイプ」と分析する声も多い。

(筆:Qoly編集部 T)

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