Bolivia
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0
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0-0
0-2 |
2
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Costa Rica
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得点者
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60' 79' |
ホスエ・マルティネス キャンベル |
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コスタリカがボリビアを下し、アルゼンチンを抜いてグループ2位へ躍り出た。
球際の激しい攻防となった試合は序盤から、アルゼンチン戦と打って変わってサイドから積極的に攻撃を仕掛けるボリビアが、守備時には5バックで自陣を囲うコスタリカを押し込む展開。しかし、クロスが合わず、また前半終了間際にはマルセロ・モレノが決定機を空振りと続けてチャンスを逃すと、後半、それまでボリビアの厳しいチェックの前になかなかボールを繋げなかったコスタリカが反撃。狙っていたカウンターから途中出場ゲバラのシュートのこぼれをマルティネスが押し込み先制する。さらに、優勢に進めながらよもやの先制を許し、前掛かりになったボリビアの裏を突き、抜け出したマルティネスのシュートをボリビアのDFリベロが手でブロックしたとしてコスタリカにPKが与えられ、リベロは退場。このPKはGKアリアスが執念で防いだものの、流れは完全にコスタリカへ傾いた。そして先制点をお膳立てし、リズムに乗った19歳キャンベルへの悪質なプレーでフローレスが退場すると、9人になったボリビアに対し、一本のパスで抜け出したキャンベルが心憎いほど冷静に流し込んで勝負を決めた。
決められる時に決めなければこうなる、という典型的な試合で敗れたボリビア。試合の大半を思惑通り進めていたが、結局、称賛されたアルゼンチン戦とは違い、自分達からアクションを起こして引いた相手からゴールを奪うほど絶対的な強さはなかったのである。そして失点以降は集中が切れ、荒っぽくなる悪い癖が出て警告を連発。2人の退場者に加えて累積警告での出場停止も重なり、グループリーグ突破が懸かるコロンビア戦へ向け、厳しい状況に追い込まれた。
2位に浮上したコスタリカ。試合開始から押し込まれる苦しい時間帯が続いたが、辛抱強く守り、後半から投入したゲバラのシュートから先制点が生まれるラボルペ采配が的中。残りの時間は“コスタリカのエトー”と評されるキャンベルの、2001年大会の「ワンチョペショー」を思い起こさせる独壇場であった。なお、先制した際には全員で天を指差し、追加点をあげた際にはユニフォームを掲げ、先月に交通事故で亡くなったDFデニス・マルシャルへゴールを捧げている。
(筆:Qoly編集部 H)
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