2011年7月3日(日) - エスタディオ・ウニベルシタリオ(モンテレイ)
Uruguay
2
1-0
1-0
0
Uzbekistan
チャラモニ
アギーレ
29'
64'
得点者






U-17ワールドカップ、最初にベスト4進出を決めたのはウルグアイ。「戦い方をよく知っている」クレバーなプレーをし、ウズベキスタンに完勝。ボールを相手に持たせつつチャンスを狙う冷静な試合運びだった。

ウズベキスタンはとにかく速いテンポで試合を進めたいチーム。細かく素早いパス回し、鋭い攻守の切り替えが武器。反面守備力は乏しく、前線の個人の能力は高いとは言えず、中盤のボールロストも多い。

それを上手くウルグアイは利用した。自分たちからはあまり攻めず、引いてブロックを作って待ち構える。相手に食いつき過ぎずにポジションを崩さないことで、パスを回されても危険な位置でフリーの選手を作らせない。攻められているようで、実際は試合をコントロールしていた。

そして相手のミスを利用してボールを奪うと、まず落ち着ける事を狙った。まずは無理なカウンターを狙わず、後方で繋いで相手を引かせ、プレスを受けないようにのらりくらりとプレー。試合のテンポを上げさせず、ウズベキスタンの勢いを削ぐことに成功していた。

29分にはジャンニ・ロドリゲスのロングフィードから先制点を奪取。ラフマトフが被って逸らしたボールをチャラモニがフリーでトラップ。冷静に左足でゴールに蹴り込み、リードを奪った。

さらに、時間が進んで相手が無理に前に出てくると、それを利用してカウンターを成功させる。64分には中央をパス回しで破り、モレイラの縦パスを受けたアギーレがラフマトフを抜き去ってシュート。追加点を奪った。

その4分後にもクベロのキックから途中出場のメンデスが飛び出しPKを奪う(キーパーに止められてしまったため得点にはならず)など、チャンスを創出。終始ペースを握ったウルグアイが、ウズベキスタンの力を利用した狡猾なサッカーで試合をものにした。


(筆:Qoly編集部 K)

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