2011年6月26日(日) - エスタディオ・コレジドーラ(ケレタロ)
Panama
0
0-2
0-0
2
Germany




得点者
10'
39'
アイディン
ヴェイザー


2連勝で既に決勝トーナメント進出を決めているドイツと、よほどの大量失点でない限り3位以内が確定しているパナマの1戦。結果としてはドイツの勝利となったが、後半はお互いに攻める意識は乏しく、「納得の上でのスコア」と言えるだろう。

先行したドイツは前半に力を見せた。メンバーを一切入れ替えず本気で臨んだだけあって、前線の鋭い連携やアイデア、プレッシングを軸に攻撃を成功させる。10分に左サイドでボールを持ったアイディンがカットインから強烈なミドルシュートを放ち、ゴール右隅に突き刺して先制。さらに39分に追加点。スローインを受けたレッカーが左サイドを突破、ゴールライン付近に切れ込んでクロス。ファーでフリーになっていたヴェイザーがハーフボレーで鮮やかに決めた。

後半には2点のリードを持って再開直後から引き気味の布陣。61分にアイディンがホートに対するタックルで退場してしまったこともあり、その後は時間を潰して試合を終わらせることに集中。決勝トーナメントに向けて傷も残したが、グループ1位を決定させた。

一方、エクアドル戦からDF2人、ボランチ1人を入れ替え、よりパワーと守備を重視して試合に臨んでいたパナマ。ドイツは比較的最終ラインが単純なボールに弱いことを利用してチャンスは生み出したが、逆に入れ替えた守備陣があまり機能せず。1失点目のミドルシュートはどうにもならなかったが、2失点目は今日わざわざ起用したバルガスのマークミスが大きかった。

ただ、2失点したとはいえ勝つ必要があるとは言えない試合。後半は大量失点しないことを念頭に置き、最終ラインでボールを回して時間を潰し、ほぼロングボールだけで散発的に攻撃するという手段に出た。要するにドイツと利害が一致した形となったのである。

後半は互いに攻撃意識の低い展開となった。ドイツはチャンスとあらば出てくる場面もあったが、それが終わればすっと引く。パナマはそもそも後方が全く攻撃参加をしない。

そして、その結果として生まれたのが0-2というスコアだったといえる。

なお、他の試合の結果は以下の通り。

(※ 先日お伝えした決勝トーナメントの組み合わせについて情報に誤りがありました。日本がベスト16で勝利した場合、次に対戦するのはエクアドルとブラジルの試合の勝者となります。)

●グループE / ブルキナファソ 0-2 エクアドル 【得点:セバージョス(74')、メルカド(76') 】

●グループF / コートジボワール 3-3 ブラジル 【得点:スレイマヌ・クリバリ(11' 33' 58') / ルーカス・ピアゾン(8')、アデミウソン(14')、アドリャン(90+3')】

●グループF / オーストラリア 0-1 デンマーク 【得点:フィッシャー(11' )】 ※雷雨のため前半25分で中断、明日に延期


(筆:Qoly編集部 K)

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