現在、北中米カリブ海地域No.1を決めるゴールドカップが米国で開催されているが、同大会に参加するキューバ代表から亡命者が出た。
亡命したのはFWヨスニエル・メサ(27)。9日に行われたグループリーグ第2節メキシコ戦の終了後、キューバ代表が滞在するノースカロライナ州シャーロットのホテルの非常用階段から抜け出し、迎えに来た親戚の車に乗り込んで逃げた、と本人がインタビューで語っている。
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1984年にキューバのシエンフエゴスで生まれたメサは、2004年と2008年にフットサルW杯のメンバーに選ばれた経歴を持ち(FIFAでは1981年生まれとなっている)、今大会には17番を付けて参加。初戦のコスタリカ戦に途中出場している。
キューバ代表は12日のエルサルバドル戦で大敗を喫し、3連敗で既に大会から姿を消しているが、この試合でメサは“負傷した選手"とされており、ラウル・ゴンサレス・トリアナ監督は試合終了後に行われる通常の記者会見を避けていた。
コスタリカ戦のメサ
キューバ人選手のゴールドカップ開催期間中の亡命は後を絶たず、これまでも2005年大会でマイケル・ガリンド、2007年大会でアルカンタラ、ファイフェ、モレの主力3人が亡命。更に2008年に米国で開催された五輪予選の際にも多くの若手選手が逃走したため、キューバは2009年大会のゴールドカップ出場を見送っていた。
(筆:Qoly編集部 H)