キリンカップで本日、日本代表と戦うペルー代表。その来日メンバーのなかに欧州組は2人で、内田篤人の同僚であるジェフェルソン・ファルファン(シャルケ04)に注目が集中しているが、21歳のルイス・アドビンクラ(スポルティング・クリスタル)もその将来が非常に期待されている選手である。
ボルトに似ている!?
マルカリアン監督がそう評すアドビンクラは、その傑出したスピードと顔立ちから“ボルト”の愛称を持つサイドアタッカー。レイモンド・マンコらが名を連ねた2009年のU-20南米ユース選手権のメンバーで、同年にフアン・アウリッチでトップデビューを果たすと、翌2010年にはペルーの強豪スポルティング・クリスタルに引き抜かれ、昨年9月4日のカナダ戦でペルー代表デビューを飾った。以降もマルカリアン体制の代表に常時招集されており、コパ・アメリカへ選出される可能性も十分にあるだろう。
代表デビュー戦でのアドビンクラ
そんな彼には当然各国から熱い視線が向けられており、ドイツ、オランダ、セルビアのクラブなどが興味を示していると報じられている。しかし、本人はエクアドル代表のアントニオ・バレンシア(マンチェスター・ユナイテッド)を意識しており、将来的にスペインかイングランドでプレーすることを望んでいるとのこと。
アンドレス・メンドーサのスタイルにも近いか
来日メンバーにクラウディオ・ピサーロやフアン・マヌエル・バルガスが含まれておらずガッカリされた方も多いことだろう。しかし、これから彼ら同様、ブレイクする可能性を秘めた“スター候補生”に注目してみるのもまた楽しみ方の1つではないだろうか。
(筆:Qoly編集部 H)