2011年5月29日(日) - スタッド・ルイII(モナコ)
Monaco
0
0-0
0-2
2
Lyon




得点者
67'
82'
ディアカテ
リサンドロ


残留を争う18位のモナコと、チャンピオンズリーグ出場権を手にしたいリヨン。お互いに大きなものを賭けた最終節となった。

結果は後半にチャンスを生かしたリヨンが2点を重ね、勝利を奪取した。前半は両チーム共に比較的慎重なプレー。リヨンは特に引き分けであれば目標を達成できるとあって、中央に無理にボールを通してボランチにインターセプトされカウンターを受けることを嫌った。サイドを重点的に使い、チャンスを作れなくてもまず相手を押し下げていく狙いを見せていた。

そして後半、攻守のバランスを整える交代でサイドの主導権を握る。パク・チュヨンがサイドに移ってシソコをマークしてきたため、ややペースを失いかけていた。そこでリヨンは、チャンスは作っていたが中央に留まりがちなエデルソンを下げ、守備的MFのゴナロンを投入、3センターに変更した。これによってシェルストレム、ゴナロンが外にサポートに行きやすくなり、実質的にサイドで働ける人数が増加。守備ではかかる人数が増え、攻撃ではスムーズな連携が可能になった。

そして67分にはセットプレーから幸運な先制点を奪取する。シェルストレムの強烈なフリーキックが壁に当たり、こぼれ球をゴナロンがボレーシュート。シャベールが弾いたところにディアカテが詰め、ゴールに押し込んだ。

先制語は守備を固めてカウンターを狙い、82分にはシソコのクロスからリサンドロが2点目を奪い、リードを拡大。来期のチャンピオンズリーグ出場権を手中に収めた。

一方敗れたモナコはこれで18位に留まることとなり、35シーズンに渡って1部リーグに残留し続けた名門チームが降格することとなった。リヨンが慎重にプレーしたためチャンスはないわけではなかった。特に後半開始時はパク・チュヨンを右に移したことで守備が改善され、中央に移ったムカンジョを基点として得点機も。しかしウェルカムが不調で得点に繋げられず、パク・チュヨンも攻撃面では上手く働けず。好機を生かすことが出来なかった。


Monaco 0-2 Lyon

(筆:Qoly編集部 K)


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