2011年5月21日(土) - エスタディオ・アヴェス(ヴィラ・ダス・アヴェス)
Aves
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0
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0-1
0-1 |
2
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Feirense
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得点者
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9' 76' |
エンリケ エンリケ |
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敵地に乗り込んだフェイレンセが0-2と完封勝利を飾り、1部リーグへの昇格を決めた。
個性的な選手が揃う前線の攻撃力が武器のフェイレンセ。反面どうしてもウイングとサイドバックの間に隙が生まれることが多く、組織的な守りをする形にもならないため、ディフェンス面ではやや不安定なところもある。
アヴェスはその弱点を狙っており、両サイドを頻繁に攻められる展開となった。しかし、相手の攻撃力不足に助けられ、失点をするような雰囲気にはならなかった。逆に開始からわずか9分、セットプレーから先制に成功。ディエゴ・クーニャの右コーナーキックから、ニアにエンリケが飛び込みヘディング。早い時間にリードを奪った。
前半のその後は上記のようにやや押し込まれる時間が長くなったが、サイドを崩されるだけで大きなピンチはなし。後半はより守備を重視するためにウイングを引き気味にし、前線を早めに入れ替えて運動量を回復。76分には再びアンドレ・フォンテスのコーナーキックからエンリケがヘディングを決め、リードを広げた。
このゴールで勝利をほぼ確定させたフェイレンセは、選手がジンクスで伸ばしていたヒゲをベンチで剃り始めるなど、既に昇格決定ムード。予測通りアヴェスはいくつかの反撃を見せたのみとなり、フェイレンセがリードを守りきって勝ち点3を獲得した。
これで3位のトロフェンセとは勝ち点3差となったが、今シーズンの直接対決2試合で0-0、1-0と勝利しているため2位以内が確定し、昇格が決定。フェイレンセは1990年以来、実に22年ぶり、通算4シーズン目の1部リーグ挑戦となる。
(筆:Qoly編集部 K)