ミランのガッリアーニ副会長は夏の補強戦略として、中盤の選手を国外から獲得する方針とアストーリの帰還を歓迎する意向を明らかにした。

ベルルスコーニ会長が補強を明言して以来、夏の移籍に関して様々な憶測が飛ぶミランだが、現場を取り仕切るガッリアーニ副会長が戦略を明言している。

「我々はイタリアで誰とも契約しないだろう。我々の『ミスターX』は左サイドのMFでウディネーゼのクワドゥ・アサモアの様な選手であり、国外から連れてくることになる。アサモアについてはウディネーゼと話していないから獲得できないが、我々は1人、クラレンス・セードルフが去った場合は2人獲得したいと考えている」

現在、マレク・ハムシク(ナポリ)、ハビエル・パストーレ(パレルモ)、ラファエル・ファン・デル・ファールト(トッテナム)、そしてカカ(レアル・マドリー)の名前がミランの獲得候補として浮上しているが彼らについての問いに対しては以下の様に答えている

「カカはレアルが彼をレンタルで貸してくれないし、税金の面から戻ってこないだろう。私は彼の事を本当に好きだが、連れ戻す事は不可能だ」
「ファン・デル・ファールト?アッレグリはもっとファイトできる選手を求めている。何故かはわからないけど同意しているよ。たとえば、我々はガンソについて賛同しているが、我々にはダイナミックな選手が必要であり、クラシカルな10番タイプは運動量が多くない」

また、カリアリのDFダヴィデ・アストーリについても語っている。ミランのプリマヴェーラ出身のアストーリは、フェデリコ・マルケッティ、アンドレア・ラッツァーリらと共にミランが関心を寄せている選手である。

「マルケッティはマルコ・アメーリア次第だ。ラッツァーリとはサインしないと思うが、アストーリは復帰できる。(カリアリの)チェッリーノ会長と話さなければならないね」

多くの選手について語り、殆どの可能性を否定したガッリアーニ氏だが、彼のこれまでの辣腕ぶりを見るに可能性を否定された選手達を獲得する可能性が消えたわけではないだろう。

(筆:Qoly編集部 N)


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