日本代表・細貝萌が在籍し、来シーズンからドイツ1部ブンデスリーガを舞台に戦うFCアウグスブルクは、オランダ1部NECからロレンゾ・ダーヴィッツを2年契約で獲得した。NECとの契約は満了しており、移籍金は発生していない。

オランダU-21代表経験を持つ24歳のロレンゾ・ダーヴィッツは、セリエA・ユヴェントスなどで活躍し、“闘犬”の愛称で知られた元オランダ代表エドガー・ダーヴィッツの甥にあたる。フェイエノールトのユースから2006-07シーズンにトップ昇格を果たしたが出番を得られず、同シーズン途中にNECへ移籍。そこで4シーズン半、主力としてプレーした。出身はスリナムで4歳の時にオランダへ移住し育ったが、先日行われたスリプロフス(スリナム系サッカー選手の選抜チーム)vsヘラクレスの親善試合ではスリプロフスのキャプテンとして出場している。

エドガーに比べると少し背が高く細身だが、本職は同じボランチで利き足も同じ左足。ゴーグルこそ着用していないが、長い髪を振乱してピッチを激しく駆け回る姿はエドガーそっくりである。また、ポジションだけでなくチームの状況によってDFラインでプレーする点では細貝と類似しており、シーズン終盤にポジションを掴みかけた細貝にとって、強力なライバルとなることは間違いないだろう。

(筆:Qoly編集部 H)

【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手