レアル・マドリーのFWアデバヨールにトッテナムへの移籍話が浮上している。本人がホワイト・ハート・レーンへの行く準備があることを示唆している。

アデバヨールは今年1月の移籍市場でマンチェスター・シティを追い出される様にレアル・マドリーへレンタル移籍しているが、かつてはトッテナムの最大のライバルであるアーセナルに所属していた。

アデバヨールは先月のチャンピオンズリーグベスト8でトッテナムとマドリーが激突した際、トッテナムのファンの野次のターゲットとなっていたが、シティは1500万ポンド程度で放出したいと考えているようだ。

「トッテナムとサインするための準備ができているし、彼らがオレに何を求めているか聞くつもりだ」
「最終的にプレミアリーグへ戻るような気がする。残念かどうかわからないけど」
「レアル・マドリーへ加わる直前寂しさを感じたよ。第一希望はトッテナムだったから。レアル・マドリーがやって来る前は、トッテナムと契約するつもりだったんだ」
「トッテナムのサポーターが歌っていたのは聞いたけど、オレの一部分はロンドンだったし、トッテナムのロンドンの一部だったから深刻だと思わなかったよ」
<編集部評>

以上は「Daily Mirror」で報じられていた内容の要約であるが、アデバヨールの今夏の移籍は必至であろう。シティはバロテッリとジェコを優先させた為、アデバヨールはレアル・マドリーへレンタル移籍しているからである。しかし、レアル・マドリーではインパクトを残せておらず、来季は違うチームを探さなければならない。トッテナム側の事情としては、ハリー・レドナップ監督が新しいFWを探しているのは周知の事実である。リーグ戦で10点以上奪う事ができるストライカーを物色しており、マンチェスター・ユナイテッドのベルバトフの復帰も囁かれている。なお、現在のトッテナムは、前述のベルバトフの他にアトレティコ・マドリーのディエゴ・フォルランや、去年も獲得に動いたジュゼッペ・ロッシの獲得を模索している。アデバヨールはアーセナルのエースとして数々のゴールを奪った実績を持っているが、現在のアデバヨールの評価はアーセナルから移籍した頃と比べると芳しくない。問題児の印象も強く、野心的なクラブとなったトッテナムは、優先して獲得に動く程の評価を与えてはいないと考えて問題ないだろう。

(筆:Qoly編集部 N)


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