昨季の3冠王者インテルに関して興味深い2つの移籍話が浮上した。バルセロナのイブラヒム・アフェライとバイエルンのアリイェン・ロッベンに関する噂だ。来季フェイエノールトから加入予定のルク・カスタイニョ、現在在籍中のウェズリー・スナイデルとあわせて「オランダ・カルテット」が完成する事になる。

バルセロナのアフェライは1月のマーケットでバルセロナに加入したが、クラブにフィットする事ができず出場機会が限られている。25歳のMFはCL準決勝のクラシコ第2戦でも試合終了直前に投入されるなど、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を勝ち取っていない。1月に加入したばかりの選手の放出は考えづらいが、リヴァプールがアフェライの動向に注目しているという情報も流れており、夏にはカンプ・ノウでの冒険を終え違うクラブへ移籍する可能性があると言われている。インテルもアフェライの動向は注視しており、移籍の可能性が見いだせれば、獲得に動くと言われている。

ロッベンについては、インテルが本腰で動いていると噂されている。先日ミランも獲得を考えていると伝えられた同選手だが、インテルは「金銭+選手」の形でトレードを画策していると伝えられている、ロッベンはバイエルンに欠かせない選手ではあるが、キャプテンだったマルク・ファン・ボメルがミランへ移籍し、ルイス・ファン・ハール監督も解任されてしまった事で、バイエルン内で孤立しているのではないかと言われている。プロサッカー選手がチーム内で孤立して・・・という話は時折聞かれるが、ファン・ボメルも、ミランに対してロッベンの獲得を進言していた時期もあっただけに信憑性はまずまずと言った所であろう。仮にバイエルンが来季のチャンピオンズリーグ出場権逃せば、マッシモ・モラッティ会長が本気で動くと言われている。

ロッベンとバイエルンの契約延長交渉は既に破談に終わっているとも伝えられており、モラッティ会長がつけ込む隙は大いにあるだろう。なお、金銭と共にトレードの噂が浮上しているのはマケドニア代表のゴラン・パンデフ。バイエルンはラツィオ時代からパンデフに注目しており、1月のマーケットでも獲得の噂が浮上していた。

宮市亮の同僚であるカスタイニョスは今年の1月に来季からのインテル入りが発表されていたが、来季はセリエBにレンタルで貸し出され、イタリア・サッカーの経験を積むという噂も浮上している。

ロッベンとアフェライ、共に移籍をし、フェイエノールトのカスタイニョスが予定通り加入すれば、インテルのオランダ人は4人に増える。オランダ人は常にセリエAで実力を発揮してきており、その代表格は1980年代後半から1990年代初頭、ミランで活躍していたマルコ・ファン・バステン、ルート・グーリット、フランク・ライカールトの「オランダトリオ」だ。オランダトリオを中心としたサッカーは欧州を席巻し、世界中を虜にしたが、インテルに「オランダ・カルテット」が完成した時、彼がどの様な効果をチームにもたらすのか非常に興味深い。

(筆:Qoly編集部 N)


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