2011年4月24日(日) - フランソワ=ドゥ・ビレ(ブレスト)
Brest
2
2-1
0-1
2
Paris Saint-Germain
トゥレ
グルジ
36'
45+1'
得点者
20'
87'
ボドメル
オアロー


残留争いの渦中にあるブレストが逆転で勝利に近づくも、終盤に追いつかれてしまい涙を呑んだ。しかし下位の勝ち点が拮抗している現在、少しでもポイントを積み上げられたことは良い結果と考えていいだろう。

必死さで勝るブレストは、強豪PSGに対して互角以上の戦いを見せた。相手が攻撃から守備の切り替えが遅く、最終ラインの前でボールを収めることが可能であった。ルーやグルジを基点にルソワミエやトゥレが仕掛けでチャンスを作る。だが20分、セットプレーでネネーのフェイントに引っかかってしまい、右利きのボドメルにフリーキックを決められてしまいビハインドに。

しかしブレストの反撃はここから。36分、クペが負傷でピッチを去ったあとの隙を利用して同点に追いつく。高い位置でエウォロがボール奪取、バイタルエリアにドリブルで侵攻しスルーパスを通す。それに飛び出したトゥレが、やや遅れて前に出てきた途中出場のGKエデルに倒されてPKを獲得。エウォロのシュートは一旦弾かれたものの、トゥレが詰めてネットを揺らした。

さらに前半終了間際、右サイドで縦パスを収めたルーが強引に反転しマークを振り切り、右サイドの裏へとスルーパスを通す。そこに飛び出していったトゥレがクロスに持ち込み、中央でグルジがシュート。前半のうちに逆転に成功。ボドメル+オアローのコンビがあまり裏を狙ってこないため、守備もあまり裏を取られることなく比較的安定していた。

後半になってもその展開は変わらず。ブレストはこれで守りきれると判断してルーを下げ、85分にMFのリチュカを投入。試合をクローズしにかかった。

ところがその直後のことであった。途中出場のバヘベックが左からクロスをあげると、ニアにオアローが飛び込んでヘッド。これがゴールに突き刺さり、ブレストにとってはプランが裏目に出た痛い失点であった。

とはいえ、最初に書いたとおりこの順位で、PSG相手に勝ち点1をとったということは決して悪い結果ではない。勝ち点を40に乗せたことで降格ゾーンから4点差とし、1試合分以上の余裕を持つことができたのだから、いい方向に受け止めるべきだろう。


(筆:Qoly編集部 K)


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