セリエA第34節、首位のミランを追う2位のナポリがアウェーでのパレルモと対戦も逆転負けを喫した。3位へ転落し逆転スクデットは厳しくなった。

ナポリは開始2分、パレルモのカッサーニがペナルティエリア内でハンドを犯しPK。カバーニが冷静に決めて幸先良く先制に成功する。ナポリペースで進むと思われた試合だが、ゴール前の混戦でボーヴォがシュートを放つも枠外へそれるなどホームのパレルモが反撃に転じる。パレルモ攻勢の38分、ビューティフルゴールが生まれる。右サイドからのクロスボールが流れた所に走り込んだバルザレッティが左足一閃。ボールはネットに突き刺さりパレルモが同点に追いつく。

同点に追いついたパレルモはデリオ・ロッシ監督が退席処分になるも、前半終了間際にエリア内に侵入したノチェリーノが倒されPKを獲得する。これをCBのボーヴォが冷静に決めパレルモは前半の内に逆転に成功した。

後半は一進一退の攻防。ナポリのマッツァーリ監督はルカレッリを投入して3トップを敷くなど、積極的な姿勢を見せるもゴールは奪えず。逆にパレルモのカウンターの餌食となりアベル・エルナンデスに決定機を与えるなど苦しい展開に。試合はそのまま2-1で終了し、ホームのパレルモが勝利した。ナポリにとってはスクデットが遠のく痛い敗戦となってしまった。

(筆:Qoly編集部 N)

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