CL準々決勝2nd.leg、シャルケ04対インテル。1st.legをシャルケ04が圧倒したことにより、その注目度が激減したことは間違いないが、日本人サポーターにとっては、期待感が損なわれることはなかっただろう。欧州最高の舞台、それも準々決勝という高みで日本代表同士が対戦したからだ。試合結果は既知の通りだが、大手欧州メディアは、内田対長友の個人戦でもドイツ側に軍配を上げたようだ。

内田篤人 長友佑都
Goal.com(国際版) 6 5
Goal.com(イタリア版) 6 5.5
Goal.com(ドイツ版) 4.5 6.5
EUROSPORT.com(専門家) 7 7
EUROSPORT.com(ユーザー) 7 4.7

『Goal.com』は、ドイツ版を除き、勝利チーム側の内田に及第点以上の採点。また、『EUROSPORT.com』は専門家採点は同点、ユーザー採点は内田に高評価を与える結果となり、総合点でも日本代表のサイドバック対決は“右サイドバック”が勝者となった格好だ。だが、“左サイドバック”も決して卑下することはない。『Goal.com』(ドイツ版)では敗戦チームの選手とは思えぬ6.5点という(エトーと同点で)チームトップのスコアをたたき出しただけではなく、『EURSPORT.com』(専門家分析)においても同様に7点というハイスコアをマーク。これはチーム唯一の得点を奪ったティアゴ・モッタと並ぶ数字である。

たしかに、結果的には、数字上では内田に軍配が上がったことは事実だ。だが、チーム内においての点数は平均的な数字に止まっており、方や長友はチームトップクラス。「敗戦チームである」というハンデを除けば、長友佑都がリードしていたと判断することもできるだろう。

欧州最高の舞台で誕生した、日本人最高峰の戦い。皆さんの目にはどう映っただろうか。

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(筆:Qoly編集部 T)

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