「警告の対象となる得点を決めた時にユニホームを脱いで喜ぶ行為は、完全に脱ぎ去らなくても、すそをめくり上げて頭にかぶったりすることも新たに含まれる」。これはFIFAのルール改定で決まった規則であるが、フランス人FWエリック・ハスリは何かを勘違いしていたようだ。

PKを冷静に沈めた後、彼はスタンドに走り、自分のユニフォームを投げ入れた。きちんと代わりの半袖ユニフォームを下に身に着けていたことで「お咎めはなし」とたかをくくっていたのだろう。、しかし、主審が下した判断は警告。「ルールはルールだ」と言わんばかりにこの日2枚目の警告に伴いレッドカードも掲げた。

先日にはネイマールがゴール後に自身の似顔絵マスクを用いて処分を受けたが、その厳しい規則によって、ゴールセレブレーションのレパートリーは年々減少傾向にある。「ゴール後の行動に対して厳しくなり過ぎている」、「娯楽性を率先して排除する意義が感じられない」とこのFIFAの考えには否定的な意見も多く聞かれるが、昨今の潮流を変えることは極めて難しいだろう。

(筆:Qoly編集部 T)

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名