ブラジル代表FWネイマールは、コリンチャンス対パウメイラスの試合前にチームメイトと「スコットランドに対してではなく、全ては人種差別に対して」と書かれた横断幕を掲げた。
ことの発端は、先月27日に行われたブラジル代表とスコットランド代表との親善試合にさかのぼる。この試合終了後、ネイマールは「スコットランド代表サポーターから試合を通じて野次られ、最後にはバナナも投げつけられた」と明らかにしたが、この後、SFA(スコットランドサッカー協会)の調査により、バナナを投げつけた観客は10代のドイツ人旅行者と判明。それにより、今度はSFAがCBF(ブラジルサッカー連盟)に「我々の責任ではなかった。謝罪を要求したい」と動いたのである。
先週金曜日には「発言は撤回するつもりはないし、ロンドンの警察からも何も報告を受けていない」と語っていたネイマールが取った意外な行動が更なる波紋を呼ぶか、もしくは事態の解決に向かうか。横断幕という形で抗戦されたSFAの対応に注目が集まっている。
(筆:Qoly編集部 T)