先週末に行われたプレミアリーグ、フラム対ブラックプール戦であのマイケル・ジャクソンが復活した。

選手の怪我のために試合が一時中断状態になると、クレーヴン・コテージのスタンドに『スリラー』でマイケル・ジャクソンが身につけたようなコスチュームに扮した男性が登場。足早に階段を下りると、突如モノマネショーを講演し、決して軽快とは言えぬ動きを披露してみせた。

そのクオリティー自体は・・・だったが、フラムが3-0でリードしていたことと観衆の暖かさに救われる形でまばらな拍手と笑いをゲット。満足そうに席に戻っていったが、何よりも、スタンドで起こったこの“小さなイベント”もしっかりとカメラに抑えている現地映像スタッフの技術とセンスには脱帽だ。

しかし、どうしても疑問が残る。

「何故、クレイヴン・コテージにマイケル・ジャクソンなのか?」と。そこで、編集部ではその理由を調査してみた。すると、まだどこのメディアも報じていない真相に辿り着いた。

以下は、続報である。

実は、試合が行われたこの日。フラムの会長モハメド・アルファイドはクレイヴン・ステージの外でとある像のお披露目式に出席したが、彼が下ろしたシートの中から登場したのはあのマイケル・ジャクソンであった。

当然、この像が立てられるという話が上がった時、「プレミアリーグのスタジアムに何故MJなんだ!?」と、フラムサポーターを中心に一つの論争を巻き起こったようだ。「1896年に建てられた伝統あるスタジアムの歴史を汚す」という声も聞かれた。しかし、会長は強硬な姿勢を取った。

「どこが風変りだと言うんだ?フットボールファンは愛するはずだ。理解できない愚かなファンは失せて欲しいね。私は彼らにファンになってもらいたいわけではない。彼らがどうしても理解できないというならば、チェルシーでも、どこでも行けばいいさ」

たしかに、生前の友人であるとはいえ、さすがに無茶な気がしなくもない。だが、とあるフラムのサポーターはファンサイトで興味深い発言を行っていた。

「たしかに、あそこにMJが置かれることは間違っているかもしれない。けれど、MJのファンが世界中にいることは間違いない。そして、彼らはフラム=MJの像があるところと覚えてくれるだろうし、実際に見に来てくれるかもしれない。それならそれでいいんじゃないかな。メリットがあることも忘れてはならないよ」

何ごともポジティブに考えれば見方は変わってくるものだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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