イングランド代表は、ウェールズ戦と対戦したEURO2012予選で貴重な勝ち点3を獲得したが、その一方で大きな代償を払ったことを忘れてはいけない。それは、ウェイン・ルーニーがこの試合で警告を受けてしまい、次戦を累積警告が貯まった彼を外して戦うハメになったからだ。すなわち、それは、6月4日にウェンブリーで行われる、スイスとの大一番をエース抜きで挑むことを意味する。

試合後終了後、現地のサポーターを中心として、「なぜ、ウェインはあの試合でイエローカードを受けてしまったんだろうか」、「あの試合で警告を受けることでスイス戦に出れないことを知らなかったのではないか」という議論が一部では起こったようだが、代表監督のファビオ・カペッロは、ルーニー自身がこの問題に気付いていなかったことを明らかにした。

「ルーニーは頭になかったようだ。私は彼に『この警告は良くないね・・・』と話しかけたんだが、彼のリアクションは『なぜ??』といったものだったよ。つまり、彼は前の試合で警告を受けていたことを覚えてなかったんだ」

“スリー・ライオンズ”はここまでルーニーありきのチーム作りできているため、6月には新編成が求められることになりそうだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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