既に当サイトの記事でも触れたが、マンチェスター・ユナイテッド戦にてナニの足を削ってしまい、現地メディアを中心に槍玉に上げられている元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー。現地の掲示板などでは、ユナイテッド・サポーターからは「このプレーはひどすぎる」、「これでイングランドの印象がまた悪くなった」と攻撃を行い、リヴァプール・サポーターが「事故に過ぎない」、「明らかなオーバーリアクション。立ち上がって傷跡をアピールして、その後にのたれたナニが与えた印象のほうが悪い」、「やっぱり、ナニはロナウドの後継者(笑)」と反撃するなど、盛り上がりを見せている。だが、彼がいわゆる“ヒール”ではないことを補足しておこう。

この試合を取材していた現地記者の情報によると、どうやら本人は「行き過ぎ」を認めた上で、試合終了後にナニが姿を見せるまでドレッシングルームで待ち、直接的に謝罪を述べていたようだ。「後腐れのない状態で試合を終える」ということはスポーツとしては当然のことと言えるが、どうしても軽視されがち。彼が負わせてしまった怪我については、議論の余地はあるかもしれないが、少なくとも彼が行った態度については称賛されて然るべきだろう。

そのやり取りの詳しい内容はわからず、マンチェスター・ユナイテッド側も選手、コーチがノーコメントでスタジアムを去っているため、不確かな情報ではあるが、少しでも彼のイメージダウンが防げれば幸いである。

(筆:Qoly編集部 T)

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