Chievo
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1
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0-1
1-1 |
2
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Milan
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フェルナンデス | 61' |
得点者
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25' 82' |
ロビーニョ パト |
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13位のキエーヴォがホームにミランを迎えた1戦。キエーヴォは今季の固定型である4-3-1-2。ミランもお馴染みの4-3-1-2とシステムの噛み合った一戦。
システムが合致した事に運動量差、テクニック差がはっきりした試合となった。ホームのミランはミッドウィークの影響で運動量が少なめであったが、ポゼッション率を高める事で消耗戦を回避。結果的に90分チームを機能させ勝利へとつなげた。失点は決めたキエーヴォを褒めるべきであろう。
キエーヴォはプラン通り、守備では2トップが激しくおいまわし、ショートカウンターの誘発を狙ったが、ミランにうまくかわされてボールを保持される結果となった。テレオのドリブルが起点となってゴールを奪う事に成功したが、終盤はスタミナ切れ。パトの動きにDFがついていくことができなかった。ボール保持時間をもう少し増やす事ができれば、ペリシエなどにチャンスが生まれたかもしれない。
ミランは省エネでの勝利は得られなかったが、勝利という最低限の結果は残した。イブラヒモヴィッチとパトがかみ合っていないのが課題だが、今後パトの出場機会が増える事で改善されていくだろう。最も光ったのはファン・ボメルだろう。攻守でチームの司令塔となっていたのは言うまでもなく、CLに彼が出場できない事がとても大きく感じる試合であった。
キエーヴォはプラン通りの試合ができたが、結果には結びつかなかった。しかしチームの方向性に一切のブレはなく、このサッカーを続ける事が残留への近道となるだろう。惜しむらくは、ツェサルが退場、リゴーニは出場停止と次節へ影響する試合となってしまった事ではなかろうか。
(筆:Qoly編集部 N)
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