29日と30日開催予定となる第22節は、冬のメルカートが佳境に入っていることもあり見所は多そうだ。まず29日の現地時間18:00キックオフのラツィオvsフィオレンティーナは戦力だけを見れば互角のカード。両チーム共に今節はレギュラークラスの選手が出場停止となっており、ここまでベンチを温めてきた選手達の奮闘に期待がかかる。ラツィオは4-2-3-1の他、コザークを前線に加えた4-4-2も予想される。
土曜日もうひとつの試合カターニアvsミランでは、やはりミランの新戦力、エマヌエルソンとファン・ボメルのプレーに注目が集まる。2選手ともミッドウィークのコッパ・イタリアに出場しアッレグリを満足させているだけに期待は大きい。
30日の日曜日開催予定のカードからは、インテルvsパレルモとユヴェントスvsウディネーゼをピックアップしたい。
インテルは出場停止選手やスタンコヴィッチの負傷があり、パレルモ戦ではコウチーニョ、サントン、ラノッキアといった若手選手の起用が予想される。尚、インテルは28日、サンプドリアからイタリア代表ストライカー、ジャンパオロ・パッツィーニを獲得したことを発表した。
そのインテルを前節3-1で下し絶好調のウディネーゼは、インテル戦と同じメンバーでトリノへ乗り込むと見られている。ホームのユヴェントスはミッドウィークのコッパ・イタリア準々決勝ローマ戦に敗れ、残ったコンペティションであるカンピオナートを全力で戦うとコメントしたが、ウディネーゼとの勢いの差は歴然で、苦戦を強いられる可能性は大いにあるだろう。
最後にプチ注目ポイントとして、コンティ、ナインゴランが揃って出場停止のカリアリは、ゲームメイカ―のコッスを久方ぶりにレジスタで起用するプランがあるとのことだ。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ