25日に行われたライバル韓国との激戦を制し、2004年大会以来のアジアカップ決勝進出を決めた日本代表。しかし、その代償か、日本サッカー協会は26日、MF香川が右足第5中足骨(小指の付け根の骨)の骨折と診断されたと発表した。全治は数ヶ月と見られ、場合によっては今季のブンデスリーガ残り試合を欠場する可能性もあるとのこと。香川は準々決勝のカタール戦で2ゴールを挙げるなど調子を上げていただけに、ザッケローニ監督、そして所属するドルトムントの関係者にとっても頭の痛い診断結果となった。

今回の怪我は「試合中、韓国の選手に乗られたために?負ったもの」と伝えられており、ザッケローニ監督もそれを考慮し、87分に香川を交代させた。ただ、他にも気になる点はある。PK戦に突入したこの試合、日本は川島の活躍で見事に韓国を下したが、勝利の瞬間、素足の香川は走って川島を中心とした輪に加わり(右足の甲にテーピングはしていた)、仲間と共に勝利の喜びを分かち合った。もちろん痛みがそれほどなかったことは想像でき、試合展開を考えれば気持ちも十分理解できるが、結果として故障箇所に大きな負荷がかかったことは間違いないだろう。

いずれにせよ、香川は今季のブンデスリーガで大活躍を見せている日本期待の星。一日も早くピッチへ復帰できることを願いたい。

PK戦直後の映像。走っているところの動画は見つからず。

(筆:Qoly編集部 O)



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