その驚異の左足で数々の伝説を残してきた、“ロベカル”こと、ロベルト・カルロスだが、その破壊力は37歳になった今もなお錆付いておらず、今週末に行われたポルトゲーザ戦でも観衆の度肝を抜いた。
左サイドをドリブルで駆け上がって上げられたクロスボールはキーパーを脅かし、CKを獲得。そのままCKスポットに立ったロベカルは、GKの稚拙なポジショニングを見るや否や、アウトフロントでゴールのニアサイドを射抜く強烈なシュートを放ち、CKから直接ゴールネットを揺らしたのである。
ロベカルと言えば、1997年に行われたフランスとの親善試合で見せた、野球で言うところ変化球「シンカー」に似た弾丸FKも有名だが、この“直接CK”も彼のハイライトの一つになることは間違いないだろう。
名手ファビアン・バルテズが一歩も動けなかった、“弾丸シンカー”
(筆:Qoly編集部 T)