2011年1月15日(土) - アフメド・ビン・アリ・スタジアム
0
0-0
0-1
1


得点者
90+3'
アル=バルーシ(OG)


終盤にイラクが劇的な先制点をあげて勝利を収めた。最後に力が劣る北朝鮮戦を残しているイラクにとって、決勝トーナメント進出に近づく大きな勝ち点3である。

試合は終始互角に近い展開。イラクがロングボールを主体に攻撃を構築し、最終ラインを押し下げて得点を狙えば、UAEはスピードある前線を生かしたカウンター攻撃でスペースを突き反撃した。お互い慎重な部分は見られたが、徐々にチャンスを作りあう展開となった。

しかしその中でお互いに決定力を欠いて、得点を奪えない時間帯が続いた。UAEの方が比較的効率的に得点機を作り出し、シュートの数は多かったが、ハリルやマタル、ハテルが数多くのチャンスを逃した。一方のイラクも39分、42分と連続してシュートがゴールの枠に弾かれ不運な展開に。

後半になると若干前に人数をかけてきたUAEに少しパワーバランスが傾いたものの、それでもチャンスを作りあい、そしてお互いに得点が決まらないという展開に変化はなし。63分にはまたマタルのシュートがクロスバーに弾かれ、76分にもマフディ・カリムのCKからサマル・サイードのヘディングが左ポストをかすめた。

しかし、後半ロスタイム2分が過ぎたところでようやく試合は動いた。クサイ・ムニールが送ったロングボールを交代出場のカラル・ジャシムが収め、左サイドからクロスに持ち込んだ。ジャベルがクリアをし損ねた為にマフムードはフリーでボールを受けることが出来、角度のないところからシュートに持ち込むと、これがアル=バルーシが出した足に当たってゴールイン。

イラクにとっては願ってもない、UAEにとっては悪夢のオウンゴールで決着がついた。


(筆:Qoly編集部 K)




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