2011年1月14日(金) - ジャサム・ビン・アリ・スタジアム
5
4-1
1-1
2
アイシュ(PK)
I・アブドゥラティフ
I・アブドゥラティフ
I・アブドゥラティフ
I・アブドゥラティフ
8'
16'
19'
35'
77'
得点者
9'
52'



G・シンハ
チェトリ



力に勝るバーレーンが大量5得点をあげ、勝ち点3を獲得した。しかし決して試合の内容は褒められたものではなく、終盤には退場者も出してしまい傷跡を残してしまった。

バーレーンは相手の弱点であるサイドの裏に長いボールを積極的に入れ、クロスボールでチャンスを生み出した。試合開始からわずか7分、左サイドからのクロスが右に流れ、オマルが再び折り返すと、大外にフリーで詰めていたアイシュがローレンスに倒されPKを獲得。早くも先制点を奪取する。

その直後にフリーキックからヤダフのポストを許し、G・シンハに同点ゴールを決められてしまったものの、16分、19分、35分と立て続けにイスマイル・アブドゥラティフが得点を奪って大きくリードを広げた。

まずはサルマン・イサのロングボールでアイシュが左サイドを飛び出し、クロスボールをキーパーが足で弾いた所を詰めて1点目。セットプレーからのこぼれ球からジョンが裏に飛び出し、折り返しをゴールに押しこんで2点目。さらにサルマン・イサのロングボールから、アイシュ、アル=ダキールと素早くパス交換を行って裏に飛び出し3点目。イスマイル・アブドゥラティフは今大会初のハットトリック達成者となった。

しかし、その間バーレーンは非常に軽率なプレーやミスを頻発させており、前半のうちに既に集中力を失っていた。後半開始直後にはオマルがR・シンハに軽々と抜かれてシュートを許し、クロスバーに当たったところをヤダフ、チェトリに次々と詰められて無駄な失点を許した。その後も守備は混乱を極め、62分にはなんとアイシュがペナルティエリア内でシミュレーションを冒し、2枚目の警告を受けて退場してしまう。2点をリードしているチームとは思えないドタバタぶりだった。

10人になったことでサイドの裏に走りこむ選手が乏しくなり、徐々にピンチが増えていくバーレーン。しかしそれを救ったのは、やはりこの日のヒーロー、イスマイル・アブドゥラティフだった。77分にオマルからのパスを受けると、バイタルエリアを思い切り良くドリブル突破し、シュートを放つ。これがゴール左隅に決まり、得点ランキング単独首位に立つ4点目を獲得。追加点でやや余裕が生まれたバーレーン守備陣はなんとかインドの反撃を防ぎきり、試合を終わらせた。

だが今日は勝利したとはいえ、グループ3位につけているバーレーンは次節のオーストラリア戦で勝利が必須。大一番でアイシュが不在になるというのは極めてダメージが大きい。グループリーグ突破に向けてはかなり苦しい状況になったと言える。

(筆:Qoly編集部 K)




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