2011年1月11日(火) - カタールSCスタジアム
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得点者




実力が伯仲した4チームが同居したグループDの初戦は0-0のスコアレスドローという結果になった。相対した北朝鮮、UAEともに調子が上がらないまま不完全燃焼で試合を終えた。

序盤にペースを掴んだのは北朝鮮である。特にアン・ヨンハ、リャン・ヨンギというJリーグコンビで組んだボランチが、相手のキープレーヤーであるハリルとマタルにスペースを与えず、忠実にマークしたことが好材料に。縦パスを上手く奪って反撃し、ロングボールを前線に放り込みカウンターを敢行していった。そして7分にはPKを獲得することに成功し、先制する大きなチャンスを迎えた。しかし、ホン・ヨンジョが蹴ったシュートはクロスバーを直撃しゴールを奪えなかった。

そしてこの後、試合のペースは徐々にUAEが手にしていくことに。そのきっかけとなったのは、警戒されているハリル、マタルの足元に縦パスを入れないようにしたこと。その代わりに、サイドの選手を重点的に使ったり、一発で裏を取るような長いパスを送ったりという攻めで、北朝鮮の守備を何度も脅かした。

だが、UAEも順調には行かなかった。前半に決定的なチャンスを迎えながらも得点することが出来ず、時間が進むごとにプレーが雑になっていった。一人一人が長くボールを持ち、強引なドリブル突破やロングシュートで自らチャンスを潰してしまう。ポゼッション率は高かったが、プレースピードが非常に遅く、効果的なパス回しは見られなかった。89分には最後の好機が訪れたが、交代出場のアル=カティリのヘディングはリ・ミョングに弾かれ、最後まで得点は奪えなかった。

一方の北朝鮮も、同じように雑なプレーに終始した。前半の終了間際から「ロングボールだけでは押し込まれ続けてしまう」と、時折ポゼッションを試みて押し上げる形も見られるようになったが、肝心のパス回しのテンポが極めて遅く、一切効果的ではなかった。結局こちらも最後まで攻撃が成功する可能性は感じられず、両者無得点のまま試合終了の笛を聞くこととなった。

(筆:Qoly編集部 K)




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