2010年12月18日(土) - エスタディオ・ダ・ルス(リスボン)
Benfica
5
2-1
3-1
2
Rio Ave
アイマール
サビオラ
サビオラ
サルビオ
サルビオ
5'
8'
52'
62'
74'
得点者
43'
71'



ジョアン・トマス
ジョアン・トマス(PK)





ベンフィカがホームで大量5得点を奪って快勝を収めた。一時は降格圏に近づいていたものの、今日の段階で首位ポルトとの勝ち点差を5にまで縮めるという結果となった。ただ、リオ・アヴェの健闘も光った試合であった。特に前半15分あたりからは、献身的なプレッシングと鋭いカウンターを見せ、リードしたこともあってか気の抜けたようなミスを犯すベンフィカに果敢に仕掛けていった。

43分にはブルーノ・ガマのスルーパスからメンデスが右サイドを破り、入ってきたマイナス方向のクロスをジョアン・トマスがゴールに蹴り込み1点を返す。さらに70分にもメンデスのクロスからF・コエントロンのハンドを誘いPKを獲得。ジョアン・トマスが今日2点目となるゴールを決めた。

しかし、リオ・アヴェにとって大きな足かせとなってしまったのは、極めて立ち上がりが悪かったことだ。守りを重視して試合に入ったが、ただただ引くだけでプレッシャーもマークの受け渡しも何もなく、好き勝手にボールを運ばれ、何も出来ないうちに2失点。そのためにかなり攻撃的なプレーを余儀なくされてしまった。

逆にそのリオ・アヴェの悪い時間帯を上手く利用したことで、ベンフィカは勝利を獲得できたといえる。 開始から僅か5分、後方からダヴィド・ルイスがドリブルで持ち上がり、ディフェンスを引きつけてスルーパスを送ると、アイマールが左から裏に飛び出しシュートを決めて先制。さらにその3分後、左サイドをガイタンがドリブル突破してクロスを送り、ファーポストで余っていたサビオラが鮮やかな右足アウトサイドでのボレーシュートを決めた。

2点のリードを奪った後は軽率なパスミスなどやや気が抜けたプレーが多くなり、43分に1点を返され悪い流れになったものの、後半により積極的に出て追加点を奪おうとしたことが功を奏した。52分にカウンターからサルビオが長い距離をドリブルで突破し、最終ラインを破って右からクロス、サビオラがゴールに決めて3点目を奪取。さらに62分にもガイタンの突破からのクロスを、サルビオがヘディングで決めて4点目。74分にもセットプレーから相手GKのパンチングを直接サルビオがヘッドで叩いて、ゴールに沈めた。 88分にはF・コエントロンが2枚目の警告を受けて退場してしまったが、3点のリードは大きく結果には何の影響もなく、ゲームは5-2のまま終了した。

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