AEK
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0
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0-1
0-2 |
3
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Zenit
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得点者
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44' 67' 88' |
ブハロフ ロジーナ デニソフ |
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ここまで無傷の5連勝と、CLプレーオフでオセールに敗れた鬱憤を晴らす快進撃のゼニト。一方のAEKは、今年3月までセビージャの監督を務めていたマノロ・ヒメネスが10月に就任したばかり。この試合、彼らは引き分け以上でグループステージ突破が決まる状況だったが、守りに入るのではなく積極的な姿勢で試合に臨んだ。
DFを含め選手が柔軟にポジションをチェンジし、前の選手の背後を上手く使うAEK。ボランチが1人でサイドバックの位置も高いことから守備は手薄になりがちだったが、ゼニトが受けて立っていた面もあり、試合はホームチームのペースで進んだ。そして39分、カラベラスが上げたクロスから、ルコヴィッチの手前に入り込んだスコッコが倒されてPK。AEKが絶好のチャンスを手に入れる。しかし、ブランコはこれを失敗。すると44分、AEK陣近くでミスパスをカットしたシロコフがすぐに前線のブハロフへ繋ぎ、2010シーズン後半は消化不良に終わったストライカーがこれを確実に得点に結びつけた。
前半を嫌な形で終えたAEKは後半開始から間もなく、右サイドのゲンゾグルをオーストラリア代表歴のあるバーンズにチェンジ。ゼニトに揺さぶりをかけるが、セットプレーで得た2つのチャンスで決められず。逆に67分、ゼニトはカウンターから、最後はロジーナが芸術的なループシュートを披露。裏の試合で3位のアンデルレヒトが2-0とリードを奪っていたため、勝ち点3が必要なAEKは意気消沈。残り2人の選手交代でより攻撃色を強めたものの、終盤にデニソフのダメ押しミドルを許し、0-3で試合終了。“終わってみれば快勝”という形で強さを見せたゼニトが、グループステージ唯一の6連勝を達成した。
(筆:Qoly編集部 O)