11月28日に行われたバレンシア対アルメリアの試合で、バレンシアのソルダードが決めたゴールが話題となっている。

見ての通り、後頭部トラップからシュートへ持ち込んでの見事なゴール!これには実況席も笑いに包まれた。もちろん、これがある程度狙ったプレーであることは、直前までボールを見ていたことやトラップ後の反応の速さからも明らかだろう。この試合、バレンシアはソルダードの2得点でアルメリアを下し、翌週に控えたレアル・マドリーとの一戦に弾みをつけた。(※マドリー戦は0-2で敗戦。古巣との対決となったソルダードはフル出場したものの無得点に終わった)

さて、“後頭部”といえば、やはり10月24日のストーク戦で「チチャリート」ことハビエル・エルナンデスが決めたゴラッソも外せない。

今年の春にマンUと契約した22歳のストライカーは、南アフリカW杯で2得点の活躍を見せた後チームに合流。公式戦デビューとなった、チェルシーとのコミュニティーシールドでいきなりゴールを挙げると(しかも自らのボレーシュートが顔面に当たって決まるという面白ゴール)、9月29日のCLバレンシア戦では値千金の決勝弾。現在までに公式戦で7ゴール。うち4点が途中出場で決めたもので、そのスーパーサブとしての活躍ぶりから、現地では早くも「ニュー・スールシャール」と評されている。ファーガソン監督も先日、まだまだ発展途上の選手と語りながら、99年にカンプ・ノウで赤い悪魔に歓喜をもたらした元ノルウェー代表の名FWとの類似点を認めた。

そのマンUとバレンシアが今晩、CLで対戦する。両者ともにすでに決勝トーナメント進出を決めており、勝ち点は13と10で、マンUが一歩リード。バレンシアホームでの試合も、前述の通りチチャリートのゴールでマンUが1-0の勝利を収めているが、得失点差で上回るバレンシアはこの試合、勝てばグループ首位を奪取できる。直前の試合はバレンシアがマドリーに0-2で敗れた一方、マンUは4日のウィガン戦が寒波によるグラウンド凍結で延期。これがどう影響するかというところだが、ホームのマンUが有利なことに変わりはないだろう。

まあ、やはり話の流れとして、チチャリートとソルダードの“後頭部”対決という形でもこの試合には注目してみたい。


なお、今シーズンは“後頭部”が流行の気配を見せているが、それ以前に熱かったのは“背中”。というわけで、以下はロナウジーニョ、イブラヒモヴィッチ、クリスティアーノ・ロナウドの妙技「エスパルディーニャ」。(※スペイン語で「背中」を意味するエスパルダとロナウジーニョの名前を組み合わせた造語)

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