27日と28日に開催されるセリエA14節は、ナイトゲームが共に注目カードとなる。
まず現地時間土曜日の20:45キックオフのユヴェントスvsフィオレンティーナ。ただでさえ犬猿の仲である両チームの試合は激しい展開が予想される。ホームのユヴェントスは、13節のジェノアで負傷交代したアクイラーニの状態が心配されたが、フィオレンティーナ戦に出場出来るだけのコンディションにはあるようだ。対するフィオレンティーナはバックラインに怪我人や出場停止の選手が出ており苦しい台所事情となっている。それに伴い、ガンベリーニとコンビを組むのはプリマヴェーラのカンポレーゼになる可能性がある。前節のミラン戦でセリエAにデビューしたこの若者は、ユース年代の代表を着実にステップアップし、11月17日に行われたアッズリーニにも選出されている。ユヴェントスのセーレンセン同様に新たなスター候補生のプレーぶりにも注目が集まる。
28日のナイトゲームはパレルモvsローマの一戦。ミッドウィークのチャンピオンズリーグで、バイエルンを相手に劇的な逆転勝利を演じ勢いに乗るローマがレンツォ・バルベーラへ乗り込むが、両チーム共に魅力的なアタッカー陣を擁し順位も肉薄している状況で、どちらに勝利が転んでもおかしくはない。
その他のカードでは、カターニアの森本にいよいよチャンスが回ってきた。エースのマキシ・ロペスがサスペンションにより出場停止。指揮官のジャンパオロもラツィオ戦での起用を匂わせていることから、スタメン出場の可能性は大いにあると見て良いだろう。
13節のキエーヴォ戦で相手選手に頭突きをしたエトーが3試合の出場停止を言い渡されたインテルは、ミリートのコンディションが回復してきているもののパルマ戦は大事をとると見られ、FW不足のこの危機をパンデフの1TOPで乗り切るのかベニテス監督の采配に注目したい。
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