Rennes
|
2
|
1-0
1-1 |
1
|
Brest
|
---|
ケンボ=エココ ルロワ |
39' 82' |
得点者
|
90+2' |
グルジ(PK) |
---|
驚きの首位に立っていたブレストと5位に付けていたレンヌとの大一番が行われた。首位争いの直接対決となったカードは、ホームのレンヌが相手のミスを利用して先制し、後半にカウンターで得点を追加。終盤にPKで迫られたが、リードを守って勝利をあげた。
前半はお互いに比較的やりたいことが50%ずつ出来ているような試合であった。レンヌは積極的にプレスを掛けて高い位置からボールを奪い、そしてスピードある選手で一気にゴールを陥れるといういつもの戦い方で望んだ。一方、ブレストはそれに合わせた戦術を組んでいた。4バックとエウォロはほぼ守備に専念し、徹底してサイド側に追い込むようにブロックを作った。そして、攻めるときは常にサイドから反撃する。
レンヌの前線は動きまわる選手で構築されており、ペナルティエリア内のFWの人数が少ない傾向がある。さらに高さもそれほどないため、守備の人数が揃っていればクロスは怖くはない。そしてプレスをかけに前に出てくるので、サイドバックが上がってくる。その裏を狙うと同時に、攻撃の起点の縦パスを奪われてもタッチライン際ならば危険は少ない。
この守備にレンヌが攻めあぐねると同時に、ブレストが思ったよりも反撃が機能しなかったため、試合は膠着した。
ところが前半終了間際の39分、ダフの軽率なキープを利用してレンヌが先制を果たす。機を見たプレスでボールを奪ったケンボ=エココが勢い良くゴール前に突進し、左足でゴール隅を狙ったコントロールショットを鮮やかに決めた。
「点を取られない」ことを重視したブレストの狙いはこれで崩れた。後半にはより積極的に攻撃に出る姿勢は見せたが、最終ラインを上げたことやサイドバックのオーバーラップが増加したことから、レンヌにカウンターのチャンスを与えてしまっていた。そして82分、ロングボールからモンターニョのポストプレーを許し、ルロワの強烈なシュートがブレストのゴールを破った。
ロスタイムにはファンニのタックルでルーが倒され、ブレストはPKを獲得し1点差に追いつくも、既に同点に持ち込めるだけの時間はなかった。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ