2010年10月20日(水) - ジュゼッペ・メアッツァ
Inter
4
4-0
0-3
3
Tottenham
サネッティ
エトー(PK)
スタンコヴィッチ
エトー
2'
11'
14'
35
得点者
52'
90'
90+1'

ベイル
ベイル
ベイル


評価の難しい一戦だ。インテルはトッテナムの悲惨な守備をつき、開始15分で試合を決めた。
しかしギャレス・ベイル一人にハットトリックを許した後半はチャンピオンとして失格もいいところだ。
トッテナムもベイルの活躍で試合の体をなしたものの、前半は最低の出来。レギュラー陣の代役として先発に入った選手もいいところなく、インテルとのレベルの差が明らかになった。

開始2分、中央左からのパス回しで簡単にトッテナムの守備を崩し、最後はスルーパスからサネッティが決めて先制。さらに5分後、アス=エコトが完全に裏を取られ、抜け出したビアビアニーをゴメスが倒してPKと一発退場。PKをエトーが冷静に沈めた3分後には、中央エリア外からスタンコヴィッチがグラウンダーで決めて3-0。トッテナムにとっては、試合開始わずか15分で実質的に”ゲームオーバー”となってしまった。

トッテナムは故障のドーソンに代わって入ったギャラスが相手FWに対応できず、チームの穴となった。 4点目のシーンでも、バソングとの連係ミスもあり恐ろしいほど簡単に裏を取られ、シュートを許している。

レドナップ監督の采配も不可解だ。今シーズン、常に失点を許している1トップをこの試合で採用したのはなぜなのか? クラウチの1トップはインテルDFにプレッシャーをかけられず、10人になってからはますます孤立した。 1トップの大小に厚くした中盤もむなしく、2点目、3点目は中盤のスペースをスナイデルやスタンコヴィッチに使われて失点を喫している。

後半1人で3点を返したベイルの活躍は、スカイスポーツのアナウンサーが言ったように”Quite incredible(信じられないくらい素晴らしい)”だ。 1点目と2点目はリプレーを見ているかのようにそっくりだった。 中盤左サイドから直線的なドリブルで50m以上を1人で持ち込み、持ち前のスピードでDFをぶっちぎってゴール右隅に一閃。 長い距離を走ったあとで、パワフルなシュートをゴール隅に叩き込む体力と技術には脱帽だ。後半ロスタイムにも、右サイドでボールを奪ったレノンからのパスを受け、体勢を崩しながらも左足で叩き込んでハットトリックを達成。なんとか試合を形にした。


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