インテルナツィオナーレ・ミラノ
創立 | 1908年 |
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ホームタウン | ミラノ |
本拠地 | スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (35,599人収容) |
監督 | ラファエル・ベニテス |
昨シーズンの成績 | 24勝10分4敗 優勝 |
OUT | |
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ニコラス・ブルディッソ | ローマ |
ヴィクトル・オビンナ | ウエストハム (ENG) |
マリオ・バロテッリ | マンチェスター・シティ (ENG) |
フランチェスコ・トルド | 引退 |
リカルド・クアレズマ | ベシクタシュ (TUR) |
IN | |
ジョナタン・ビアビアニー | フランス |
ダビド・スアソ | ジェノア |
フェリペ・コウチーニョ | バスコ・ダ・ガマ (BRA) |
スクデット5連覇、コッパ・イタリア優勝、そして、悲願のチャンピオンズリーグ制覇。3冠という歴史的偉業を達成したチームは、指揮官モウリーニョと別れを告げ、ラファエル・ベニテスと共に新しいサイクルへのスタートを切った。
指揮官の交代がチームに与える影響が憂慮されたが、ベニテス得意の4-2-3-1は、昨季のチームをベースと同じであり、現在の所はすんなりと移行が済んだ様に思われる。しかし、エトーが昨季CLファイナルで見せた様なサイドでの守備を拒否するなど、3冠獲得で1つのサイクルが完結しており、ベニテスも新しいサイクルへの突入の為に複数の選手の移籍を画策したが、大きな選手補強に至る事はなかった。成績的には、6節を終えて2位、首位と勝ち点2差、と、順調な滑り出しではあるが、過密日程やCLの結果次第では、チームが分解する可能性を秘めている。ベニテスが「完成されたチーム」に「新たなエッセンス」を加え、「チーム全体からの信頼」を掴めるか否かが、後々に大きな影響を与えるであろう。
ベニテスのチーム掌握と共に推し進めるべきは、戦力面でバロテッリの移籍をどう埋めるかである。バロテッリは素行不良で干される事も多かったが、欧州の舞台でも個の力を発揮できる選手であった。コウチーニョ、ビアビアニーに現状で同等のレベルを求めるのは酷である。スアソ、マンシーニは峠を過ぎた選手であり、大きな期待をかけられない。ミリート、エトー、パンデフが常時出場できれば問題は起きないが、4-3-1-2との併用も考えねばならないだろう。
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