絶好調のチェルシーは止まらない。

4-3-3を捨てて5バックを敷いたブラックプールの努力もむなしく、チェルシーの攻撃陣がタンジェリンズを粉砕した、特に目立ったのは、2得点で得点ランクトップに立ったマルダ。対面のアードリーを全く相手にしなかった。

大敗したブラックプールも、嘆く必要はない。5バックを捨てた後半はヘアウッド、テイラー＝フレッチャー、D.J.キャンベルがそれぞれ決定的なチャンスを掴んだ、アーセナル戦でも守備的なアプローチで大敗しており、攻撃的な姿勢を貫いた方がよさそうだ。

試合を決したのは、惨憺たるウィガンの守備だった。

まず、ゴールキックをディアメが頭で触ったボールに、DFラインが反応できずテベスに決められ1－0。さらに、クロスをフィゲロアがクリアしそこなったところを詰められて2－0。マルティネス監督も認めたように、前半で勝負がついてしまった。

ヴィラがA.ヤングのFKで先制するも、K.デイヴィスのゴールでボルトンが同点に。

その後はボルトンが押し気味に試合を進めたが、フリーデルのファインセーブがヴィラを救った。また、ボルトンの若きハンガリー人GKボグダンも好プレーを見せていた。

ボウヤーのミスをまたもやオデムウィンギーに拾われ逆転。さらにCKからオルソンがダメ押しの3点目を決められて終了。ミッドランズのチーム同士の一戦は、WBAの完勝に終わった。

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