Bremen
2
1-2
1-0
2
Tottenham
ウーゴ・アウメイダ
マリン
43'
47'



得点者
13'
18'



パサネン(OG)
クラウチ

共にチャンピオンズリーグ初登場となる両チームの対決は2-2の引き分けに終わった。

戦前ではチームコンディションの差からブレーメン有利と思われていたが、いざ始まってみるとその予想とは真逆の展開に。直近のリーグ戦でも不甲斐ないパフォーマンスを見せていたトッテナムだが、この日はまるで別のチームへと変身したかのように躍動。ベイル、レノンのサイドアタックにクラウチの高さやファン・デル・ファールトの技巧が絡む攻撃でブレーメンの守備陣を苦しめた。前半13分にアス=エコトのロングフィードに反応したベイルが左サイドを破り中に折り返すと、クラウチの前でクリアを試みたパサネンの足をはじき先制。その5分後には、フリーでパスを受けたファン・デル・ファールトがピンポイントのアーリークロスを送りこむと、圧倒的な高さで宙を舞ったクラウチが頭で叩き込み追加点。“スパーズのCL初勝利”を匂わす序盤戦となった。

だが、後半は打って変わってブレーメンのペースに。事態の打開を狙ったシャーフ監督は、前半途中にフォーメーションを4-2-3-1へシフトチェンジし、攻撃的なハントも投入。これが功を奏して決定機を作り始めると、前半終了間際にアウメイダが追撃弾。このゴールがチームに気力を与えたか、後半戦開始を告げるホイッスルが鳴ると、ブレーメンは前線から猛チャージを仕掛け、スパーズを圧倒。マリンの強烈なミドルシュートで後半2分で同点に追いつくことに成功する。その後も幾度となくスパーズのゴール前に侵入し、逆転の可能性も感じさせるパフォーマンスを見せた。

結局、最後の決め手が足りず、同点に追いつくことはできなかったが、ブレーメンがチームコンディションの差を見せ付けた試合だったと言えるかもしれない。


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