Braga
1
1-0
0-0
0
Maritimo
シルヴィオ 45'


得点者




念願のCL本戦出場を決めたブラガが、連戦の疲労が重なる中で勝利をあげ、2位に付けた。逆に敗北したマリティモはこれで3連敗となり、リーグ最下位に沈んだ。

ブラガは決して内容は良くはなかった。特にキックオフから約10分、そして後半の残り15分のパフォーマンスは非常に悪く、運動量が乏しく、自慢の攻守の早い切り替え、前線からのプレッシング、素早く人数をかけるカウンターが全く発揮されなかった。特に終盤はマリティモに何度も決定機を作られており、ロスタイムにディアワラにヘディングを叩き込まれたもののオフサイドの判定に助けられた格好だった。しかし、そんな中でピンチに耐え勝ち点3を得たのは大きな収穫だといえよう。

逆に悔しいのはマリティモだ。ブラガも入り方を誤っていたが、マリティモも同じように過ちを犯していた。キックオフ直後はボールを動かして攻めることが出来たが、その後ブラガが少し運動量を上げて前に出てくると、とたんに自陣に引きこもってしまった。前線との距離が空き、中盤の攻撃参加も少なくなり、前にボールを運べなくなった。ブラガが攻撃に2、3人しかかけていなくても、6、7人が下がって待ち構えてしまうような状態。これでは決して厳しいとも言えないブラガのプレスに押されてしまうのも当然だ。終盤の15分に見られたように、なりふり構わずに攻めたことでほぼ100%試合を支配する時間帯を作れたということは、勇気を持ってリスクをかけて攻めていれば今日のブラガを押し込むことは可能だったはず。マリティモは「怯え」により勝利のチャンスを逃したといってもいい。


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