マンチェスター・ユナイテッドは12日、ポルトガル1部ギマランエスのポルトガル人FWチアゴ・マヌエウ・ディアス・コレイア 通称“ベベ”を獲得したと発表した。移籍金は740万ポンド(約10億円)。
ストリートチルドレンだったベベは、ユース時代にホームレス・ワールドカップにも出場経験があるという異色の経歴を持つ。レアル・マドリードなどの熱視線を浴びていたが最終的にはオールド・トラフォードを活躍の舞台に選ぶことにしたようだ。
ところが、この話には“オチ”がある。昨シーズン、ギマランエスにベベというストライカーはいなかったのだ。今夏に、エストレラ・アマドラ(3部)から5年契約“フリー・トランスファー”で加入(*1)、そして、その一ヶ月後に約10億円でマンチェスターへ移籍する格好になったのだ。
たまらないのはエストレラ・アマドラである。かつてジョルジュ・アンドラーデやパウロ・ベントらポルトガル代表選手も輩出した同クラブは、資金難のため降格処分などを経て2009-10シーズンは3部でプレー。10億円といったらチームの年間予算に匹敵、無料で“高価なダイヤモンド”を相手に売ってしまったというわけだ。
選手放出は計画的に・・・。
*1ソース
http://vgd.no/sport/fotball-premier-league/tema/1590211/tittel/bebe-tiago-manuel-dias-correia/innlegg/28632684/T