31日、「The Sun」紙は、北朝鮮代表監督のキム・ジョンフン氏が北朝鮮の建設現場で、一日12~14時間にも及ぶ強制労働を強いられていると報道した。

北朝鮮代表チームが南アフリカW杯で3戦全敗に終わったため、「金総書記の三男、正雲氏の信頼を裏切った」というのが理由と見られている。特にポルトガル戦は、北朝鮮では珍しく国営テレビで生放映されながら、0-7の歴史的大敗。この試合は金総書記(正雲氏とも)が自ら「攻撃的に行け」と指示をしていたとも言われており、期待に背いたことが大きなマイナス要因となったようだ。

キム・ジョンフン氏は帰国後、6時間にわたり400人の政府関係者から詰問を受け、労働党の会員バッジを剥奪されたと言われている。だが関係者によれば、「(かつての)炭鉱送りに比べれば軽い処分」だという。

ちなみに、「The Sun」紙はこの後、自国代表への批判に終始。

「マラドーナやリッピの様に結果を残せなかった監督はその座を退き、北朝鮮では責任を問われた監督が現場で建設資材をひきずっている。ところがイングランドは、カペッロ監督が続投、選手も負けてすぐに飲み明かしている。これは如何なものか」

結局のところ、そういったことが言いたいのであろう。タブロイド紙の雄、「The Sun」の報道ということを考えれば、今回のことは話半分で聞いておいても良いかもしれない。

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