Uruguay
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2
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1-1
1-2 |
3
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Netherlands
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フォルラン マキシ・ペレイラ |
41' 90+2' |
得点者
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18' 70' 73' |
ファン・ブロンクホルスト スナイデル ロッベン |
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
スナイデル(オランダ) | ロッベン(オランダ) |
決勝戦への切符の一つ目は、点の取り合いの末にウルグアイを下したオランダが手にすることとなった。
オランダはこれまでと比べて慎重に試合に入っており、両SBが裏に追い越していくようなプレーはあまり行わなかった。その代わり両ウイングが目一杯サイドに開いて相手の布陣を横に広げることでスペースを作らせ、かなりボールを支配することに成功。そして18分、押し込んだなかからファン・ブロンクホルストの強烈なロングシュートが決まって先制点を奪取する。
41分にはカイトのシュートが止められた後のカウンターから、フォルランにミドルシュートを決められ追いつかれたものの、後半スタートと共にファン・デル・ファールトをボランチ気味に投入してスナイデルと縦関係にし、ファン・ボメルにマークしていたガルガーノを攪乱してポゼッションを改善。さらに後半途中にようやく『右でキープして左にスペースを空けてサイドチェンジ』という手法を編み出して、ロッベンを起点にスナイデルのシュートが決まった。さらにその2分後にも同じような右→左という組み立てから、カイトのクロスをロッベンがヘディングを決めて3点目を奪取。ロスタイムに1点を返されたが、リードを守りきり勝利をあげた。
ウルグアイにとっては、健闘はしたものの、これまでのように守りで主導権を奪えず、比較的受け身に入ってしまった試合だった。ダイヤモンド型の中盤を組んで、ガルガーノをファン・ボメルのマークに付けて相手の組み立てを潰すという狙いで入ったものの、ディエゴ・ペレスとアルバロ・ペレイラが両サイドに広いた結果空いたスペースでボールを回され押し込まれてしまった。
点を取られてからは中盤の選手同士の距離を縮め、サイドが空くリスクを冒してボールに対するプレッシャーを強化。より高い位置でボールを奪えるようにしたことが功を奏し、カウンターから同点にも追いつけた。しかし後半に入ると再び相手の変更に攪乱され、フォルランとカバーニが守備意識を高めて凌ごうとしたが、カセレスがマークに付いていたロッベンに翻弄されていたこともあり、失点を防ぐことが出来なかった。