アルゼンチンがドイツの大敗。これにより過去3年のバロンドール受賞者(メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、カカ)は全て大会から姿を消す事となった。改めて記すまでもないが、4年前のバロンドール受賞者のファビオ・カンナヴァーロは既にグループステージで姿を消している。

メッシはチャンスメイクや個の突破力は披露したものの、本来の出来とはほど遠く。1ゴールも奪えずに大会から姿から消した。CR9ことクリスティアーノ・ロナウドは、1ゴールこそ奪ったものの大きなインパクトは皆無。試合を決定づける様な活躍はなかった。セレソンの10番は、明らかなコンディション不良。グループステージでは退場するなど、10番に相応しい活躍を見せることはできなかった。

いわゆる「バロンドールの呪い」と呼ばれるジンクスは今回も継続した形。ワールドカップ開催の前年度にバロンドール受賞者を輩出した国は優勝できないというジンクスだが、実は、ワールドカップイヤーの間の3年間の受賞者がいるチームが優勝できた事例も少ない。1999年のリヴァウド(ブラジル)と1972年フランツ・ベッケンバウアー(西ドイツ)が数少ない事例である。バロンドールが1995年に欧州でプレーする全選手、2007年に全世界の選手と拡大の経緯を辿った事を考えれば、リヴァウドの例が唯一となる。

歴史を紐解いてみれば、ワールドカップは伝説の選手で彩られてきた。伝説のきっかけがワールドカップにあった。まもなくベスト4が出揃う。伝説の選手へと駆け上がるのは誰だ?


【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介