下記は、チリ戦に出場した、ブラジル代表選手を個別に評価したものである。

■No.1 J・セーザル 【GK】 6.0

仕事という仕事は、73分にスアソの放ったシュートに対応するぐらいであった。だが、勝利チームのGKということで、このような評価になるか。

■No.2 マイコン 【RB】 7.5

「世界最高右サイドバック」の名前は伊達ではなかった。M・ゴンサレス、ビダルに囲まれようとも臆することなく突破。プレイスキックでは先制点をアシストした。

■No.3 ルシオ 【CB】 7.5

相手攻撃陣を封殺しつつ、百発百中のインターセプトから積極果敢に攻め上がるなど、好守で目立っていた。

■No.4 フアン 【CB】 7.5

ルシオ、G・シウヴァと共に鉄壁の守備ブロックを形成。絶妙のポジショニングと高い対人能力でボールを奪取するだけではなく、強烈なヘディングシュートで先制点も奪取。

■No.7 M・バストス 【LB】 6.0

フアンやロビーニョに助けられた場面もあり、守備面での不安感はぬぐい去ることはできなかったが、オーバーラップから正確なクロスボールを供給。

■No.8 G・シウヴァ 【DH】 7.5

全盛期を彷彿させるそのプレイで、未だに彼がブラジル最高のボランチであることを顕示した。狂いのないカバーリング、圧倒的なボール奪取力は世界最高峰のクオリティー。

■No.9 L・ファビアーノ 【FT】 6.5

追加点を獲得したシーンは、彼のストライカーとしての才能を再確認できた。守備面でも周囲と連携してのチェイシングで貢献。

■No.10 カカ 【OH】 5.5

L・ファビアーノのゴールを生んだ、ワンタッチでのスルーパスは秀逸だったが、簡単なミスを頻発させていた。本調子にはまだ遠い。

■No.11 ロビーニョ 【ST/LH】 7.5

“怠慢な問題児”とも揶揄される男が、ドゥンガ政権下では優秀は兵隊のように働いている。ショートカウンター時、決定機、守備時等、あらゆる状況で特筆すべきパフォーマンスを披露。

■No.13 D・アウヴェス 【RH/CH】 7.0

エラーノの故障によって得た出場機会を存分に生かした。この日のポジションは、いつもの彼の場所ではなかったが、攻守両面でエネルギッシュに躍動していた。

■No.18 ラミレス 【CH】 7.0

こちらもD・アウヴェスと同様に、F・メロの累積警告によって得た“棚ぼたチャンス”を確実にものにしていた。警告さえ受けなければ、次戦も先発で出られる可能性もあったのだが。

(途中出場)


■No.21 ニウマール 【FT】 5.5

71分からL・ファビアーノに代わって出場。83分に訪れたゴールチャンスをものに出来なかったことが悔やまれる。

■No.20 クレベルソン 【OH】 -

81分からカカに代わって出場。

■No.16 ジウベルト 【LH】 -

85分からロビーニョに代わって出場。

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