Uruguay
2
1-0
1-1
1
Korea Republic
スアレス
スアレス
8'
80'
得点者
68'

イ・チョンヨン


FIFA.com 選定 Qoly.jp 選定
スアレス(ウルグアイ) スアレス(ウルグアイ)

集中豪雨が長い時間続き、最悪のピッチ状態で行われた激闘は、今大会最初のベスト8進出国の座をウルグアイがもぎとって幕を閉じた。

両チーム共に、素早いトランジション(攻守の切り替え)を長所にしていることもあり、試合は開始と同時に好守が目まぐるしく交代するスピーディーな展開に。だが、個人技で勝るウルグアイが早々と先制点を奪った。カバーニがボールをキープすると、左サイドに浮き球を上げてフォルランへ。鋭い切り返しでキム・ジョンウをかわして放たれたクロスボールは、韓国DFラインの端から端を横断し、大外で待ちうけていたスアレスへ。これをウルグアイの9番が無人のゴールに落ち着いて流し込んだ。

だが、後半は一転して、韓国ペースへと変化。ウルグアイの選手達に「守りきる」という意識がよぎってしまったのか、韓国が攻撃に人数を割いてきたからか、試合のほとんどがウルグアイの陣地で展開。52分に訪れた決定機は、パク・チュヨンが大きくシュートをふかしてしまい逸したが、68分にセットプレイからイ・チョンヨンが同点弾をゲット。今大会無失点を続けてきたウルグアイの堅牢が遂に崩れた。

しかし、結局、勝利を掴んだのは自力に勝るウルグアイだった。

80分、左サイドから中央に切れ込んだ、スアレスが振り抜いたボールが、鮮やかな放物線を描きチョン・スンリョンの左上を射抜いたのだ。劣悪なピッチコンディションにも関わらず、ボールスピード、コントロール、カーブが絶妙なブレンドで融合したこのゴールは、今大会でも屈指の美しさであった。


※得点表とフォーメーション図を修正いたしました。(2010/06/27 01:50)

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介