グループリーグ突破のためには勝利が絶対条件のニュージーランド。これまでの2戦と同じくシンプル且つしぶといサッカーを見せたものの、パラグアイゴールを脅かすまでには至らず、試合はスコアレスドローに終わった。下記は、パラグアイ戦でのニュージーランド代表の出場選手を個別に採点したものである。
■No.1 パストン 【GK】 6.5
今日もキックミスなどはあったが、危険な場面は彼が全て掻き出した。予選終盤までの守護神グレン・モスの幻影を振り払う活躍であった。
■No.3 ロックヘッド 【LWB】 5.0
序盤はイタリア戦に続いて狙われてしまったが、今日はすぐに下がって前に出すぎずにプレーすることを選択。チームは勝利を求められる状況ではあったが、彼の責任感は感じた。
■No.4 リード 【CB】 6.0
フィジカルコンタクトでも走力でも負けず、タフで安定した守備を見せた。ネルセンのカバーもあってパラグアイの攻撃を90分耐えた。
■No.5 ヴィチェリッチ 【DH】 6.0
指導者を本職としているベテランらしい気の利いたプレーを続けた。攻撃面で貢献することは彼には出来ないので、やれることは全てやっていたといえるだろう。
■No.6 ネルセン 【CB】 6.5
今日もパーフェクトな守備。果敢なチェックと的確なカバーリングで若い2人を徹底的に支えた。文句の付けようがない。
■No.7 エリオット 【DH】 6.0
サイドの守備をカバーする際に軽率な飛び込みをしてしまった場面が何度かあったが、終始攻撃面では両サイドに正確なボールを散らして効いていた。この活躍を見たクラブが彼にオファーしてくれることを祈っている。
■No.9 スメルツ 【FT】 5.5
得点はなかったが、ハイボールを競ることも出来、足元に収めてもインパクトが見せられる彼は貴重だった。彼がいなければ攻められっぱなしだっただろう。
■No.10 キレン 【FT】 4.5
時折仕掛ける場面はあったが、インパクト不足。ただ良いボールが入ることが少なかったのも事実。
■No.11 バートス 【RWB】 5.0
攻撃で何とかボールを運びクロスを入れようと頑張っていたが、あまり彼の実力を出させて貰えなかった試合であった。
■No.14 ファロン 【FT】 4.5
今日も潰れに潰れたが実らず。それ以上に良い場面が回ってこなかった。
■No.19 スミス 【CB】 6.0
3バックは今日も非常に安定。一度危険なファウルもあったが、今回の大会では直接フリーキックが入らないため、わざとであっても悪い判断ではなかった。
(途中出場)
■No.20 ウッド 【FT】 4.5
出てきた状況が状況だけに、得点に絡めそうな雰囲気があっただけで頑張ったとは言える。
■No.22 ブロッキー 【FT】 4.0
得点を取るために選ばれたジョーカーであるのだから、もっと前線に飛び出すべきだった。ハーバート監督はチームプレーを彼には求めていないだろう。もっと彼らしくダイナミックな、悪く言えば自分勝手なプレーを見せる場面であった。