Chile
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1
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0-0
1-0 |
0
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Switzerland
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マルク・ゴンサレス | 75' |
得点者
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
マルク・ゴンサレス(チリ) | バルディビア(チリ) |
1戦目の勝者同士のカードとなったこの試合、攻撃のチリと守備のスイスという図式で試合はスタート。チリが激しい攻撃を仕掛けるなか、スイスは初戦のスペイン戦よりも前目からボールを奪いに行くアグレッシブな守備で応戦。攻めあぐねるチリを尻目に徐々にスイスの流れになってきたかと思った矢先、前半31分に厳しすぎる判定でベーラミが一発退場。10人となったことで完全に防戦一方となったスイスは、ただひたすらチリの猛攻を耐えることとなった。
チリの攻撃は運動量と個人技をベースに鋭さがあり、何度もスイスゴールを脅かす。ところが怪我明けのCFスアソの不調もあり、チリもなかなか得点を挙げられず嫌な雰囲気が流れ始める。流れを変えたいチリは、後半開始と同時にバルディビアとマルク・ゴンサレス、65分にパレデスを投入。この采配がズバリ的中し、75分、バルディビアのパスを受けたパレデスがクロスを上げ、ファーサイドにいたマルクが頭で合わせて先制。この失点により、スイスが前回大会から続けていたW杯の無失点記録は558分でストップした。
諦めないスイスは同点弾を狙うために前へ出るが、カウンター気味にチリの攻撃を受ける。この展開が続いたものの、どちらも決定力に欠けスコアは動かない。後半終了間際、スイスに到来したビッグチャンスも、デルディヨクが外してしまい、万事休す。
チリは勝ち点を6へ伸ばし決勝トーナメント進出に大きく近づいた。スイスはホンジュラスとの最終戦を勝利しなければ厳しくなったが、チリも相手がスペインであることを考えればグループHは混戦の様相を呈してきた。